がん対策

がん(悪性新生物)は日本人の一番多い死因となっていますが、検診により早期発見・早期治療を行うことで治る確率が上がり、治療による体や心の負担も軽くなります。
当健保組合でも国の推奨する5大がん(胃がん・大腸がん・肺がん・子宮がん・乳がん)を中心に定期健診項目に包括するなど受診しやすい体制づくりとオプション検査に対する補助を行い、がん検診の受診を促進しています。

5大がん検診の実施・補助制度

がんの種類 検査方法 対象年齢・資格 実施方法 補助
胃がん ABC(胃がんリスク)検診(血液検査)
ピロリ菌感染の有無と胃粘膜の萎縮の有無より、胃がんのかかりやすさを調べる検査

 

  A群 B群 C群 D群
ピロリ菌
ペプシノーゲン
胃がんリスク

以下に該当される場合は、正しい判定ができない可能性があるため、E群に分類します。

  • 食道、胃、十二指腸疾患で治療中の場合
  • 胃薬や抗生剤を1ヶ月以内に服用していた方
  • 胃切除をされた方
  • 腎不全の方(目安として、クレアチニン3mg/dl以上)
  • ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌治療を受けた方
30歳の被保険者
※31歳以降に入社した場合は入社年度
定期健診 全額(自己負担なし)
胃部内視鏡検査(胃カメラ検査)
先端に小型カメラ(スコープ)のついたチューブを、口や鼻から挿入して行う検査です。 カメラを通して食道、胃、十二指腸に異常がないかを観察します。

胃透視検査(バリウム検査)
バリウム(胃部造影剤)を飲んだ後、検査台の上で体の向きを上下左右に回転させて、上部消化管(食道から胃、十二指腸まで)内を流れるバリウムをX線で撮影し、胃の形や粘膜上に異常がないかを確認します。
35・40・45・50・55・60・65・70歳の被保険者のうち、ABC検診結果がB・C・D・E群の方 定期健診 全額(自己負担なし)
ペプシノゲン検査(血液検査)
血液中のペプシノゲンは、萎縮性胃炎になると減少するという特徴があります。萎縮性胃炎になる人は胃がんになりやすいため、血液中のペプシノゲンの量を調べることは早期の胃がんを見つけるのに役立ちます。
35・40・45・50・55・60・65・70歳の被保険者のうち、ABC検診結果がA群の方 定期健診 全額(自己負担なし)
大腸がん 便潜血検査(2回法)
大腸ポリープ、大腸がんなどによる目に見えない出血を見つけるための検査
30歳以上の被保険者 定期健診 全額(自己負担なし)
肺がん 胸部X線検査
肺の病巣、心臓の大きさ・形をレントゲン撮影で調べます。
全年齢 定期健診 全額(自己負担なし)
子宮がん 子宮頸部細胞診
子宮の入り口(頚部)の病変を医師が観察し、細胞を擦り取って調べます。
定期健診・特定健診・人間ドックを受診した被保険者・被扶養配偶者 オプション検査 オプション検査総額のうち上限15,000円
乳がん X線検査(マンモグラフィー)
乳房全体をプラスチック製の板で挟み薄く伸ばしてレントゲン撮影します。乳房を触ってもしこりがわからないようなタイプの乳がん(石灰化)をを見つけることに有用な検査です。

超音波検査(乳腺エコー)
乳房の表面から超音波の機械をあて、内部の様子を観察する検査です。乳房内部の腫瘤の有無、大きさ、性状などがわかります。またその腫瘤が良性疾患(線維腺腫、のう胞など)か悪性疾患(乳がん)かある程度判別することが可能です。
定期健診・特定健診・人間ドックを受診した被保険者・被扶養配偶者 オプション検査 オプション検査総額のうち上限15,000円

5大がん以外であってもがん検診など病気の早期発見を目的とする検査(10割負担・保険適用外)を受診した場合はオプション検査補助金が支給されます。
ただし、二次検査、治療中または治療後の方など、保険診療(3割負担)で受診した際はオプション検査補助金の対象外です。